第28回定時講演会を開催しました

2019年10月28日(月)
2019年度 相楽駅伝監督による講演会

 北とぴあにおいて相楽駅伝監督による講演会と懇親会を開催。48名の方が参加。近隣稲門会をはじめ、最近交流を深めて新潟市からも会長が出席し、賑やかな講演会となった。

 まずは、自己紹介をかねて略歴の説明、福島県郡山市出身で安積高校から早大人間科学部スポーツ科学科に入り箱根駅伝に2度出場し、4年時に主将を務める。低迷期の4年連続シード落ちのチームに平成17年度より早稲田大学競走部コーチに就任。平成27年から駅伝部監督を務め、平成23年に大学三大駅伝三冠を達成する他、オリンピックや世界選手権に出場する選手を多数輩出して、箱根駅伝でも安定した成績を残した。現在の競走部員は33名で参加校の中では最少人数で、一般入試組が20名強おり、授業との両立を前提とした指導を貫く。
講演は、最初に2日前にからくも突破した箱根駅伝予選会の説明をされた。当初の予定から2週間遅くなったことで、予選会、全日本駅伝といういわゆるハーフマラソンを2週連続で続くという過酷なスケジュールとなったため、選手の割振りに頭を悩ませたとの説明があった。エースの中谷が箱根駅伝の予選会に出場できなくなるアクシデントがあり、当日の暑さが予想外でひやひやした結果となり皆に心配をかけたとの説明をされた。
 指導の内容では①世界を目指すコーチング組と②箱根を目指す一般入試組等のティーチング組に分け、本人の目標を明確にして指導しているとの説明があった。また、測定と効果をはっきりさせ、目標に向けて継続する仕組みを作り、選手とのコミュニケーションは。SNSだけでなく、口での会話にも力を入れ、真のコミュニケーション作りに努力されている姿勢には敬服した。予算が限られる中で、専門的なスキルトレーニングでは知人の協力でメンタルトレーニングも定期的に実施しているとの説明があった。
 講演は解りやすく、また論理的で、今後の活躍に期待がもてる内容であり、予選会の結果に一喜一憂することなく、今後の応援を盛り上げていきたいと感じた講演会となった。

 この後行われた懇親会では、相楽監督を囲んで親密な話がなされ、また他稲門会との交流も図られ、とても充実した講演会・懇親会となった。

参考  全日本大学駅伝は6位と結果を残し、箱根駅伝でより一層の期待がもてる内容となった。

令和元年度定時講演会1
令和元年度定時講演会2
令和元年度定時講演会3

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